知立市で永代供養なら「真宗大谷派 信道山 善敬寺(ぜんきょうじ)」

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2020/08/25

お盆の切子灯籠について

お盆の頃の暑さではありませんが、まだまだ、残暑きびしい日が、続いてます。

切子灯篭は、今では、真宗大谷派寺院でも見られなくなっています。当山、善敬寺では、曽祖父が、愛用していた切子灯篭をこの度、京仏具小堀さんで大修繕してもらい、復元できましたので、本堂に荘厳させて頂きました。

そもそも、切子灯篭は、盆灯籠の一種で、灯袋(ひぶくろ)が立方体の各角を切り落とした形の吊(つ)り灯籠。灯袋の枠に白紙を張り、底の四辺から透(すかし)模様や六字名号(ろくじみょうごう)(南無阿弥陀仏)などを入れた幅広の幡(はた)を下げたもの。灯袋の四方の角にボタンやレンゲの造花をつけ、細長い白紙を数枚ずつ下げることもある。点灯には、中に油皿を置いて種油を注ぎ、灯心を立てた。お盆に灯籠を点ずることは『明月記(めいげつき)』(鎌倉時代初期)などにあり、『円光(えんこう)大師絵伝』には切子灯籠と同形のものがみえている。江戸時代には『和漢三才図会』(1713)に切子灯籠があり、庶民の間でも一般化していたことがわかるが、その後しだいに盆提灯に変わっていった。ただし現在でも、各地の寺院や天竜川流域などの盆踊り、念仏踊りには切子灯籠が用いられています。真宗大谷派寺院でも、正式なものではなく、簡易的なもので代用している寺院も多いと聞きます。

 

 

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